「和らぐをもって貴しとしさからうること無きを宗とす」

（聖徳太子 574〜622 飛鳥時代の皇族政治家）

「和らぐをもって貴（たっと）しとし、さからうること無きを宗（むね）とす」

お互いの心が和らぎ、協力し合うことが尊いことであり、むやみにこれにさからう（反抗）することのないようにしなさい。

それが第一の宗、根本的な態度であるべきである。

言い換えると、「みんなと仲良く協力し合うことが大切で、少しぐらい気に入らなくても喧嘩をすることのないようにしない。」という事ですね。

ただし、ただ仲良くしろというだけの意味で捉えるのはちょっと違うと思います。

「和」という言葉には「仲良くすること、互いに相手を尊重し助け合う関係、穏やか、のどか」という意味があります。

この文字を使った「和らぐ（やわらぐ）」という言葉には、「柔軟になる、親しむようになる、睦まじくなる、打ち解けてなごやかになる。」といった意味があるのです。

お互いの意見のぶつかり合いはより良くしていくために重要です。

お互いの意見をぶつけ合ったうえで、打ち解け、協調していくことが重要なのです。

会社も同じ、家庭も同じです。

お互いの意見を受け止めたうえでより良くしていくことが必要です。

また、「逆らうこと無き」にするには、みんなが納得する公正な評価をするために、ルールとマナーが必要不可欠です。

それをみんなが守れば、逆らうこと、争うことはありません。

今日もより良くしていくためにミーティングを行いましょう。

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