「几帳面は王者の礼節」

（ルイ十八世 1755〜1824 フランス王）

「几帳面」とは、細かなことまで注意が行き届き、きちんとしている様子を表す言葉です。

「彼女は几帳面な人だ」というように人の性質について述べたり、「几帳面な働きぶりに感心させられた」というように様子を示したりする時に用いられます。

似た言葉で「神経質」という表現がありますが、こちらは「細かすぎる」というように、度が過ぎる場合に使われます。

「王者」は王様という以外に、最も実力がある者という意味があります。

「礼節」はそのまま礼儀と節度ですね。

詳しく説明するならば、「礼節」とは、敬意や慎みの心をもって相手に接することを意味する「礼儀」に、「節度」が加えられた言葉です。

「節度」とは「ほどほどの」「度を越さない」「適当なほどあい」などの意味がありますが、「礼節」で「状況や相手にあった礼儀をほどよく示す」というようなニュアンスとなります。

つまり、ただ格式ばった形だけの礼儀だけを一方的に相手に押し付けるのではなく、相手のことを考え、相手に失礼に当たらない、また相手が心地よく思う礼儀を示すことを「礼節」と言います。

隅々まで丁寧に作業されている様子を「几帳面」と言い。

それをすることは実力ある者にとって当たり前のことだという事です。

几帳面でなければ、多くのことを処理することはできません。

几帳面にやらないからトラブルが発生するのです。

几帳面に準備して臨めばトラブルは想定内でしか発生しません。

プロとして几帳面な仕事はお客様への最低限の礼節です。

お客様目線の几帳面さで今日もいい仕事をしましょう。