「偶然が我々の行動の半分以上を支配し、その残りを我々が操る」

（マキャヴェリ 1469〜1527 イタリアの思想家・歴史家）

「偶然」とは「何の因果関係もなく、予期しないことが起こること。や思いがけないことが起こるさま。たまたま。」を言います。

自分に起こることの半分は偶然なんだ。

と思いそうですが、この言葉は「半分以上を支配し」と言っています。

「支配」は「ある地域や組織に勢力・権力を及ぼして、自分の意のままに動かせる状態に置くこと。ある要因が人や物事に影響を及ぼして、その考えや行動を束縛すること。仕事を配分したり、監督・指揮したりして、部下に仕事をさせること。」を言います。

ということは、半分以上は自分以外の誰かの力によって決められ、残りを自分の力で対処していくということになります。

今ある結果の半分以上は偶然ですが、残りは必然なのです。

ひょっとしたら半分が必然かもしれません。

半分以上で起きた偶然に対し、自分がもっと良い行動をとっていたら、もっと良い結果を今頃は得ていたということです。

例えば、「家柄が悪い＝お金に困る」ではありませんよね？

家柄が悪くても、しっかりと稼いだり、倹約していればお金に困らなくなります。

ですから、私はすべての自分に起こったことは、自分が起因し、自分に必要だから起こるのだと思っています。

そう思うと、どんな事が起こっても、腐ることなく、逃げることなく、謙虚に、真剣に対処しなければならないのです。

そうしなければ、未来は変わりません。

今まで通りでは今の結果のままなのです。

自分に起こったすべてのことは、自分の責任で対処するしかないのです。

それを人のせいにしている人は、人間的に自立できていないのです。

人のせいにするという生き方は、自分の成長を阻害します。

そのままでは豊かな未来を得ることはできません。

今日も自分自身の豊かな未来へ向けて一歩前進する日にしていきましょう。

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