「欠点は常に裏から見た長所である」

（徳冨蘆花 1868〜1927 明治・大正期の小説家）

長所も欠点も見る人が違えばどちらにもなり得るものです。

自分が欠点だと思い込んでいることも、大切な人にとってはなくてはならない長所かもしれません。

また逆もあり得るということです。

欠点は長所の過剰な使用によって表面化します。

例えば、優しいというのは長所ですが、優しすぎれば優柔不断や甘いという短所になってしまいます。

統率力も過剰に使用すれば、ワンマンという短所になります。

長所も短所も性格ですから、直すことはできません。

だから、長所が過剰にならないように、理性でコントロールすることが大切なのです。

たとえどんなに優れた能力であっても、全ての人に喜ばれることはありません。

また、自分を全ての人に受け入れてもらえるようにしていくことで、個性が希薄なものになったり、そういう部分が短所だと言う人は必ず現れてきます。

全ての人に手放しで喜ばれることはありませんから、今目の前にいる人の幸せのために精一杯届けていくことが大切だと思います。

そして、大事なことは目的を達成するために、自分の長所を活かすことです。

目的達成のためにならないとき、長所は欠点となります。

目的達成のために誰の長所を活かし、誰の長所を抑えるか・・・

それがチームプレーで重要なポイントです。

今週もみんなのためにそれぞれの長所を活かしていきましょう。

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