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5.142025
「パセリの教訓」
「パセリの教訓」
(中井政嗣 千房社長)
“ある時こんなことがありました。… お客さんがまさに食べようとしている時、「あれを下げてこい」と言うんです。わけもわからず下げてくると「おまえ、なんか忘れたやろ」と。だけどわからないんですね。しばらくしたら「これや!」と言って、パセリを皿の上に置いたのです。急いでお客さんに戻したら、お客さんは「なんやったん?」と「パセリを忘れました」と言ったら、「パセリなんか食うか!」と怒って帰ってしまったのです。そしたら、「見てみい、お前のせいでお客さん帰ったやないか」と私を𠮟ったんです。…口には出しませんでしたが、納得できなくて、ずっとふくれっ面のまま働いていたんですね。そしたら他のお客さんから「兄ちゃん、あんたパセリ忘れたんやろ。忘れたら素直に謝らなあかんやんか。素直に謝って、まだなんやかんや言われていたら、みんなあんたを応援する。でも、いまのふくれっ面の態度はなんやの。もっと素直にならなあかんやんか」“
プロとして料理を提供するので、パセリひとつでも忘れてはダメだという高いプロ意識と、問題が起こったときは原因を素直に認め謝罪することが大切だということですね。
一見、一度下げたことでお客様は怒って帰ったのだと思ってしまいますが、そもそもパセリを忘れていなければこんなことは起こりません。
そして、パセリごときと不完全なものを提供してしまったら、プロの仕事ではなくなってしまいますから、パセリを忘れたことがお客様が帰ってしまった原因なのです。
原因とは、ある物事や状態を引き起こしたもとになった事・出来事ですから、表面的な出来事に囚われないことがポイントです。
どんな仕事でも仕事はお金を頂く活動ですから、たとえ未熟であってもプロとしてやっているので間違いはあってはならないのです。
そして、万が一ミスが起こったときには、素直に謝罪し、以降は二度と同じ間違いをしないように具体的に変えることが社会人としてのあるべき姿だと思います。
ミスや失敗をしたくないという思いも、自分のミスではないと認めたくないプライドは誰にもあるものですが、自分が起こした失敗やミスに対して、自分の責任として、誠実に素直に対応・謝罪するのか、誰かのせいにして自分は悪くないと突っぱねるのかで、その後の自分が大きく変わります。
プロとしての高い意識を持ち、素直な心で現実を認め、より良く改善していきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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