「時間を消費する人、投資する人」

（横田尚哉ファンクショナル・アプローチ研究所社長）

“「おまえの先輩が雑務としてこの仕事を与えたか、経験として与えたかは分からない。いずれにせよ、おまえはそれを経験にはしないかった。この半年間ただ”消費”をしただけで、”投資”にはなっていない。図面を見ただけで、縮尺も何も瞬時にして分かる。その技術は教科書にも書いていなければ、学校の先生も教えてくれない。これは経験でしか得られないものなんや。おまえはその経験の場を与えられている。同期の人間なんかより、おまえのほうがずっと恵まれている。それをおまえは分かってないだけや」…本来仕事には、当たりも外れもありません。当時はつまらなくて仕方がないと思っていたはずの仕事が、後にその人の大きなベースとなるようなことが往々にしてあるのです。“

自分がどう考えて取り組むかで、同じことをしても意味のあるものになるか無駄になるかが変わるのだと思います。

人生にも仕事にも無駄なものなど無く、自分がその経験と時間をどう活かしていくかが大切なのです。

ただ作業をしているのは時間を消費しているだけであり、作業しながら創意工夫をするのが仕事です。

同じ作業をしても、創意工夫があるかどうかで投資となるか消費となるかが変わるのです。

自分の経験となり、自分の成長につながる時間は投資。そうでないのは消費。お金も同じだと思います。

どんな凄い人でも特別なことをしてきたわけではなく、特別な才能や能力があったわけでもありません。

ただただ愚直に、前向きに、みんなと同じことを脇目もふらず桁外れの情熱でやり続けただけです。

目先のラクだけを見て今の行動を決めていたら時間もお金も消費しているだけですから豊かになることはありません。

自分がやっていることにしか価値や自身の成長はないのに、自分のやっている仕事を自分が前向きに取り組まなければ浪費となってしまい勿体ないのです。

自分の選択を浪費にすることなく、自分への投資としていけるよう、前向きに考え情熱を注ぎこんでいきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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