「時間がそれを軽減し和らげてくれないような悲しみは一つもない」

（キケロ BC106〜BC43 ローマの政治家）

単に、「時間が経てば忘れる」というような軽いことではなく、どんな種類の悲しみであったとしても、時間の経過によって、その悲しみを必ずや形を変えてくれるものだということです。

また、時間の持つ力は自然の摂理であり、悲しいことだけではなく、良いことにも悪いことにもその力は働きます。

そのことに気づいたり、信じるだけでも、心が軽くなったり、人生が豊かになっていくものです。

大きな悲しみを経験した直後には、「時間薬なんて嘘だ！！」と思います。

私自身、かなり昔には、「死んでしまおうか？」と思ったこともあります。

しかし、そんな種類の大きな悲しみすら10年も経てば、ただの笑える話のネタの一つに過ぎないものです・・・。

年を経て、時を経てみるまで信じられないかもしれません。

だからこそ、自分で信じていることが大切なのです。

そんなどん底になったとき、他人に言われても自分の耳には入りません。

自分で自分に言い聞かせるしかないのです。

自分の起こるすべてのことは、自分を成長させるために起こるものです。

悲しみも苦しみも、必ず克服することができます。

そう信じたら乗り越えるための力が湧いてくると思います。

今週もより良い自分になるために、勇気を持って一歩踏み出していきましょう。

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