「てんぷらに革命を起こす」

（近藤文夫てんぷら近藤店主）

“和食部門の料理長が続けて退職したことで、23歳の私が料理長をやることになりましてね。就任一年目に、「てんぷらに野菜を入れるべきだ」と吉田社長に直談判しました。そうしたら「俺もそう思う。やってみろ」と言われたので、野菜のてんぷらに積極的に取り組み始めたんです。技術的にはとても難しかったのですが、試行錯誤を続けるうちに、野菜は薄い衣じゃないと香りが立たないことが少しずつ分かっていったんですよ。そのように、これまで誰もやったことのない新しいことにどんどん挑戦していくことで、お客さんも増えていって、いつしか「てんぷらといえば、山の上ホテル」と言われまでになったんです。“

今やてんぷらに野菜があるのは当り前ですが、20年ほど前は当たり前ではなかったことに驚きました。

常識というのは、ただの今までの経験の積かさねですから、自分の常識が正しいと思い込んでしまっては勿体ないですよね。

今までの自分の常識で考えるより、人として正しいかどうかを考え、新しいことにも挑戦していくことで人生は豊かになっていくのだと思います。

やる前から否定せず、無理だと思い込まずに先ずはやってみることが大切で、価値の高いものほど簡単に出来るものではありませんから、たくさん試行錯誤して経験を積んで出来るように成長していくものです。

そして、色々な経験を積めば、いつの間にか自分の常識は変わっていき、人生は豊かなものになっていきます。

みんなのために、より良いサービスを提供していけるように成長していきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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