「悪いが良い、良いが悪い」

（日比孝吉名古屋製酪社長）

“生産工程で不良品が続出して困っていたのが、その事故でピタッと出なくなったんです。…だらしがなかった生産部門が、存亡の危機を迎えてしゃきっとしたんですね。あの事故では実質数十億円の損害でしたが、ロスが出なくなったのを計算すれば1000億円以上の利益になったと思います。こういう事故、事件は他の食品メーカーも洗礼を受けていますが、それが会社の蘇生につながっています。みんな必死になる、本気を出す。これが大事なんですね、命まで助かっている。“

製造過程で事故があり、マスコミに大きく報道され市場在庫４０億円すべてを回収した上に、取引を停止され倒産の危機にさらされたことがあるそうです。

その時に、二度と事故を起こさないよう、不良品を出さないように必死に取り組んだ結果、業績を回復させることができたそうです。

社員のやる気一つで、会社は変わるということで、悪いことが起こったおかげで、みんながやる気になり、良い会社になったのです。

事故が起こるのはたまたまではなく、それまでの自分たちの行動の結果であり、すべてが必然の出来事なのです。

事故を起こさないためにどれだけ真剣に日々の行動習慣を見直し、同じ時間の中でひと手間かけて確実性を高めているかです。

みんなで事故を無くし、たくさんの笑顔の土台をつくっていきましょう。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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