「退路を断つ力−アナウンサーから弁護士へ」

（菊間千乃弁護士）

“尊敬する弁護士の方から「何かを得るためには何かを捨てなければいけない。」と言われて、すべてを捨てて本気で挑戦することにしました。退路を断ったからよかったんだと思います。どこかに逃げ道があると、人間って弱いからどうしてもそっちのほうへ流されてしまいますよね。ただ、なかなか成績が上がらなくて、模試の成績が返ってくる度に落ち込みましたね。当時は一人暮らしでしたから、このまま死んでしまって「元フジテレビアナウンサー孤独死」って報道されたりしたら嫌だから、泣きながら、文字通り歯を食いしばって勉強しました。“

決断とは、決めることではなく、決めた道以外のすべての道を断つことが重要なのだと、私も何度も教えていただいたことを思いだしました。

決めるのもとても勇気が要ることですが、まだ決めるのは簡単で、それをやり切ることは決めること以上に簡単そうで簡単ではありません。

「やる」と決めたら、「やらない」という選択肢は無い。そう思って、この選択肢を捨てなければ、問題に直面したときに乗り越えることが出来ないのです。

今のままで簡単に出来ることなら、決断など必要ありませんし、今のまま簡単に出来ないからこそ、勇気を持って決断し、取り組んでいくのです。

その勇気ある決断をした自分を無駄にせず、成果を掴み取るために、「どうやるか」だけに集中していきたいですね。

今、周りにいるたくさんの大切な人を幸せにするために、「やる」ことに拘って行動していきましょう。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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