「先義後利−義を先んじて、利は後とする」

（玉置辰次半兵衛麩第十一代当主・会長）

“新品を下ろす時には、ほんまにいま、それを下ろさんとあかんのかをよぉく考えなさい。新品を下ろす時が『始まり』で、捨てる時が『終わり（末）』。だから『始末』と言うのや。この始末をしっかりするかせんかで、大きな違いが出てくる。梅岩は「利益をあげない商人は商人にあらず」と述べ、商人は人さまのお役に立つことによって利益を得なさいと説いています。また、その根底として必要なのが「正直・勤勉・節約・貯蓄」の精神だと述べました。“

好きなことを好きな時にやりたいのが人間ですが、それをやりっぱなしではダメだということだと思います。

仕事は自分のためにするものではなく、みんなのためにすることで、みんなのために行動して喜んでもらった結果で自分を豊かにしていってくれるものです。

みんなの役に立ち続けるためには素直に謙虚な姿勢で行動し続け、時には新しいことに挑戦していく必要がありますから、「正直・勤勉・節約・貯蓄」これを実践し続けた会社だけが現在も続いているのだと感じます。

素直に、謙虚な姿勢で行動し続けるためには、自分に対して日々の棚卸が大切だと思います。

モノの整理は心の整理でもあると思いますから、感謝の気持ちを持って後始末をすることで、自分の行動を振り返り、より良くするために考える時間を取ることが出来ます。

みんなのために正しいことを優先し、みんなで豊かな未来をつくっていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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