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「生と生を重ねて生きる」

「生と生を重ねて生きる」

(あまんきみこ 童話作家)

 

 

母は43歳で胃癌のため永眠しました。ひとりっ子で甘やかされていた私は別れが辛くて、長い間おちこみ泣いていました。そんな或る日、「なき虫さん、泣いてばかりいると見えるものが見えなくなるでしょう」という言葉が聞こえました。これは幼かった私の涙を拭きながら母が言っていた言葉でした。私はその時「自分の中に母がいる」と感じました。「死者は生者の中にいる」ことにはじめて気づいたのです。私は子供の時から母の好きな言葉、絵画、短歌、作家、画家、風景など、よく知っている思いがしてそんな会話があったのかしらとふしぎでした。それは母が日々に作っていたスクラップブックの力ではないかと気がつきました。病弱だった私は、よくそれをひろげて眺め読んでいたので、しらずしらず母の考えかたを覚えていたのでしょう。困ったり、心配したり、反省したり、迷ったりは数えきれませんが、このように歳を重ねてふりかえると、あの子育ての時期は、私にとって実感をともなった「三重の生」を生きていたと、今でも深い喜びとなって蘇ってくるのです。

 

 

幼くして母親と別れることの辛さは、想像できませんが、両親がそろっているのは、当たり前のことではないのだと再認識しました。

人間は日々見聞きするもので、知らず知らずのうちに自分の中に先人の想いを感じ、自分のモノとして生きていくものなのだと思います。

今までの人生でたくさんの人に関わっていただき、たくさんの人からお言葉を頂戴し、それが自分の中で活用されているのです。

自分がオリジナルのことは意外と少ないものだと思い、今までご縁をいただいた方々に感謝の気持ちを抱きます。

 

そうは言っても、今を一所懸命に生きているうちは忙しくてそんな思いも持てないものなのかもしれませんね。

一所懸命に生きている途中で振り返るタイミングをつくる。そうすることで初めて認識できることも多いのだと思います。

過去と同じことをしていたら結果は変わりません。その時はわからなかったことも、今の成長した自分ならわかることも多いのです。

自分の過去を振り返り、今に活かし、未来の自分を変えていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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