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9.222025
「あんたが変らなければあかん」
「あんたが変らなければあかん」
(脇谷みどり 作家)
“唯一本音を吐けたのが、筋ジストロフィーの息子さんを育てた女性だったんですけど、いつ訪ねても「あんたが変わらなければあかんのやで」とおっしゃるんです。私はいつも周りの人に明るく振る舞っているのに、「あんたが変わらなければあかん」と。…心の奥に押し隠していたんでしょうね、無意識にいい母を演じていたんでしょう。そして、「変わらなければあかん」というのは、この心の闇の部分だったんだなと。いくら表面を取り繕っても、私の本質はかのこが生まれた瞬間から全く変わっていなかったことに気づいたんです。…私は「変わろう」と誓いました。かのこが歩けないからって何が悪いの。歩けなくても、世界一幸せな子にしてやろう。夫も私が精一杯助けて、一流の学者にしよう。そして私も、諦めていた文章を書いてお金をもらうことにもう1回挑戦しようと。結果的に、息子は元気に成長してくれましたし、夫は大学教授になり、私も機会に恵まれて作家デビューを果たすことができました。それもこれも全部、あの山崎(駅)の誓いがあって実現したことです。“
現状を否定し、受け入れたふりをして表面を取り繕っているだけでは何をしても中途半端になってしまいますから、現状を認め、自分で覚悟を決めて取り組むことが大切だということでしょうか。
「朝の来ない夜はない」といいますが、「夜が長いとき」はなかなかそう思えないと思います。しかし、朝がくるのは間違いないことなのです。
そこで腹をくくることができたら、夜を耐えることができ、夜が明けた時には大きく羽ばたける自分になっているのだと思います。
人生のうち、半分は夜であり、夜があるのは自分だけではありませんから、朝がきたとき「何をするのか」それを考えて準備した人が、爽快な朝を迎えることができるのです。
「こんなはずじゃなかった」「〇〇が悪い」と現状を認めず、他責にしていては何も変わっていくことはありません。
今を否定していても何も変わりませんし、人間が変えられるのは自分だけです。同じ状況だった時により良い結果を得る自分をつくっておくために反省し、自分の行動を変えていく。経験したことから何に気付き、何を学び、自分の行動をどう変えて、同じ状況だった時により良い結果を導くことができるようになるか。それが人生を豊かにする方法なのです。
今日より明日、明日より明後日、より良くなる自分を確認し、充実した毎日にしていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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