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「褒める人間は敵と思え」

「褒める人間は敵と思え」

(桂歌丸 落語芸術協会会長)

 

 

師匠から言われた言葉なんですが、「褒める人間は敵と思え。教えてくれる人、注意してくれる人は味方と思え」という教えは大切にしています。若いうちに褒められると、そこで成長は止まっちゃう。木に例えれば、出てきた木の芽をパチンと摘んじゃうことになる。で、教えてくれる人、注意してくれる人、叱ってくれる人は、足元へ水をやり、肥料をやり、大木にし、花を咲かせ、実を結ばせようとしてくれている人間だって。私のところにもずいぶん後輩たちが「教えてください」って来ます。で、教えますよ。「ああしろ、こうしろ」「ここが違う」とね。そういうふうに噺を教えることはできるんです。ただ、間を教えることはできない。自分で研究し、掴むしかないんです。私が大切にしている言葉に「芸は人なり」というのがあります。薄情な人間には薄情な芸、嫌らしい人間には嫌らしい芸しかできないんです。だから、なるたけ清楚な、正直な人間にならなきゃダメだって。それが芸に出てくる。これはビジネスマンの方でもそうだと思うんです。

 

 

褒めてくれる人よりも注意してくれる人の方が自分の成長のためになる。みんなわかってはいますが、注意してくれる相手、叱ってくれる相手とは距離をおきたくなるものです。

また、褒めてくれる相手は居心地が良い相手ですから、敵だと思うぐらいでないとついついその人と一緒にいようとしてしまうものです。

だからこそ、「褒める人間は敵、教えてくれる人、注意してくれる人は味方」と思い込むぐらいが必要なのだと思います。

それに、「褒める」ことよりも「叱る」ということは勇気もパワーも知識も必要となりますから、本当にあなたのためを想っていないと出来ないことです。

 

私も振り返ってみると、褒めてくれる人よりも叱ってくれた人の方が今の自分をつくっている人であり、印象にも残っています。

叱られたときはツラいかもしれませんが、叱られたお陰で改善することができ、未来をより良くすることができるのです。

未来をより良くしたくないのであれば避けていればいいと思いますが、未来をより良くしたいなら自分から関わっていった方が良いと思います。

それに自分から関わって叱られる前に教えてもらってしまえば、叱られることすら無くすことができるのです。

叱られたことに腹を立てるのではなく、行動を反省し、未来を豊かにしていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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