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10.282025
「マザー・テレサはなぜキレなかったのか」
「マザー・テレサはなぜキレなかったのか」
(渡辺和子 ノートルダム清心学園理事長)
“マザーがお着きになると本当に文字通り「フラッシュの雨」が降ったのです。…どこへ行っても、「マザー、こっちを向いてください」「次はこちらを」とびっくりするほどたくさんの写真を撮られて・・・。異国の地での厳しい講演日程…新幹線や車など慣れない乗り物での長距離の移動、当時マザーは74歳…肉体的にも精神的にもお疲れでしょうに…嫌な顔ひとつせずにニコニコと、本当にすてきな笑顔で応対していらっしゃったのです。…マザーがふと、「シスター、私はフラッシュが一つたかれるたびに、死にゆく魂が神様のみもとに安らかに召されるように神様と約束をしてあるのです」とおっしゃったのです。生きている間、いいことがちっともなくて、神や人、世間を呪っていた人たちの魂が「サンキュー」と言って穏やかに、この世と和解して死んでいくために、煩わしいけれど、疲れているけれど、笑顔をするんです、と。その上、「今日はまだ祈っていないから」と、寒いチャペルでストーブもつけずに、寝る前に1時間お祈りを捧げられました。“
生きていく中で誰にでも煩わしいこと、イライラすること、めんどくさいことなどはあると思いますが、それを笑顔で乗り越えるためには、他人を思いやったり、相手の立場に立って理解し許すということが大切なのだと思います。
感情というのは人間にとって大切なものですが、他人の都合や迷惑を考えず、自分の欲求や感情だけを優先させる自分勝手な態度では上手くいくものも上手くいきません。
人間は誰しも自分の立場で精いっぱい生きているものですが、コミュニケーションが図れなければ、成長していくことは無いのです。
自分の視点からだけで物事を判断するのではなく、みんなの視点で考え行動していくことが大切なのだと思います。
喜怒哀楽の感情はとても大切な感情ですが、正しく相手に伝わらなければ意味がなく、感情を大切にしていないのと同じことだと思います。
人間はどんな人でも自分の心との葛藤があるものだと思いますから、感情だけ、自分の気分や考えだけで行動することが無いようにしていきたいものです。
自分の思ったようにならなかったり、思ったようにできなかったときは、自分と向き合い、自分と対話し反省をして、次は上手くいくように自分を変えていくことで、コミュニケーションをとれるようにしていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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