「家は洩らぬほど 食事は飢えぬほどにて足りることなり」

（千利休 1522〜1591 安土桃山時代の茶人）

現代語に直すと「家は雨漏りさえしなければいい。食事は飢えない程度にあればいい。」ということで、質素でもほどほどの生活、平凡な暮らしをするのが、人間にとって理想的であるということです。

贅沢を望めばきりがありませんので、最低限でも自然体がいいという、華美すぎることで心が失われてしまう、見た目の華やかさでごまかさずに、質素でも誠意をもって心を込めてもてなすことを美徳とした千利休らしい言葉だと思います。

本当にその通りなのですが、より良い暮らしを求めるから、文化は発展していくものです。

欲求こそが人間らしさであり、今日を生きる元気になるのですから、贅沢を望み過ぎないということが大切なのだと思います。

より良い未来に向け、現状に満足しつつ、より良くしていくことが重要なのです。

いきなり良く出来るのであればとっくに良くなっています。

現状の自分を正しく認めて、そこから一歩良くしていく。

自分の生活をもっと良くする方法は、今日の仕事でお客様に喜んでもらうことです。

そう考えると仕事に打ち込めると思います。

そして、楽しい1日にすることが出来るようになります。

今日もみんなの役に立つ仕事に全力で取り組みましょう。

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