「アイデアの神様が降りてくる人」

（森岡毅ユー・エヌ・ジェイ元CMO）

“新しい企画がこの日までに思いつかなかったら会社が倒れる。そういう状況にいつも追い込まれていましたから、私はいつの間にか寝ても覚めてもアイデアを考えるようになっていました。目を瞑るギリギリまで考えて目を開けた瞬間から考えていると、しまいには目を瞑っている間も考えるようになるんです。夢の中でうなされたことは何度もあります。ある時は、夜中に息苦しくて目を覚ましたら、口の中から出血していた。寝ている時に自分の舌を思いっきり噛んでいたんです。本当に必死の毎日でしたね。…ただ、人間って不思議なもので、そうやって追い詰められて重圧がかかると、自分自身も意識していない遺伝子が目を覚まして、とんでもない能力が覚醒したり、アイデアの神様が降りてくることがあるんです。“

京セラの稲森氏の「知恵の蔵をひらく」や先日の「人間は試練があるとひらめく」と同じ考え方ですね。

仕事もプライベートも真剣に取り組めば取り組むほど、必ず問題にぶち当たります。その問題を解決しようと全力で取り組むことが大切なのです。

逃げるのは簡単ですが、逃げても必ず本質的には同じ問題がまた起こります。

逃げてその時はラクになったとしても、次の機会にまたその問題で行き詰ってしまうのです。

起きた時に乗り越えていく、解決していくことで、その後の人生は大きく変わっていくのです。

問題は、今、自分が何を改善すべきかを教えてくれているのですから、すぐに対応することが必要です。

「明日やろう」と後回しにして自分に良いことがあるなんてことはありません。

誰かがやってくれてラクが出来たということはあるかもしれませんが、自分の未来にプラスにはならないのです。

ラクが出来たのと同時に、自分が成長するチャンス、自分の価値を高めるチャンスを逃してしまっているのです。

他人に追い詰めらるとつらいですから、つらいことが起こる前に自分で自分を追い詰め成長させておきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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