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6.302025
「手足がないことが善知識」
「手足がないことが善知識」
(中村富子)
“母(中村久子)は厳しい、妥協しない人だったと申し上げました。そうしなければ、両手両足のない人間は自活できなかったからです。事故で両手をなくされた青年が、自分で食事ができるようにと、母のところへ食事の仕方を習いにきたことがありました。…「手を出してはいけません。どんなに時間がかかろうとも自分でやるんです。あんたが、一生ついてやってあげられますか。生半可な同情はダメです」…「沢山の善知識(師)の方々によって、教え導いて頂いたお陰さまで、ここまで連れてきて頂きましたが、ほんとうの善知識は、先生たちではなく、私の身体、この、”手足のないことが善知識”だったのです。なやみを、苦しみを、悲しみの宿業を通して、よろこびに、感謝にかえさせて頂くことが、先生たちを通してきかせて頂いた、”正法”でございました」…この”手足がないことが善知識”だったと得心できた時、母は、自分が手足がなくとも、独りやってきたという慢心がなくなり、心から祖母に対する感謝の念が湧いたといいます。“
中途半端に同情して手を出すことは簡単なことですが、本人のためを思うのであれば、自分で出来るようにしてあげることが大切だと思います。
ついつい目先のことで一喜一憂して、人間性を判断してしまいがちになりますが、自分に優しい人が本当に自分のためになるとは限りません。
ツライいことキツイことからは逃げたくなるし早くラクになりたいものですが、大切なことは、今ラクになることではなく、未来が豊かになっていくことだと思います。
心を鬼にして相手のためにやったことは、その時は恨まれてしまうかもしれませんが、いつかは気づくことが出来るのだと思います。
どんな環境、どんな状況であろうとも、それを恨むのではなく、それを生かす努力をすることが大切であり、そうやって成長していくことで、未来は豊かになっていくのです。
五体満足であることは当たり前ではなく、とても有難いことなのですから、感謝の気持ちで自分の能力をみんなのために活かしていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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