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12.42025
「人という字を刻んだ息子」
「人という字を刻んだ息子」
(秋丸由美子 明月堂教育室長)
“余命10年といわれていた主人はその後も元気に働き続け、私も一安心していました。しかし…ついに肝不全で倒れてしまいました。手術で一命は留めたものの、容態は悪化し昏睡に近い状態に陥ったのです。…私の肝臓では適合しないと分かった時、名乗り出てくれたのは当時21歳の長男でした。手術には相当の危険と激痛が伴います。万一の際には、命を捨てる覚悟も必要です。…この辛い移植手術を、長男は全く躊躇する様子もなく「僕は大丈夫です。父を助けてください」と受け入れたのです。…自分の命を縮めてまでも父親を助けようとする息子の心に思いを馳せながら、私は戦場に子どもを送り出すような、やり場のない気持ちを抑えることができませんでした。…幸いにも手術は成功…長男のお腹には、78か所の小さな縫い目ができ、それを結ぶと、まるで「人」という字のようでした。長男がお世話になっている神戸の洋菓子店のオーナーさんが見舞いに来られた時、手術痕を見ながら「この人という字に人が寄ってくるよ。君は生きながらにして仏様を彫ってもらったんだ。お父さんだけでなく会社と社員と家族を助けた。この傷は君の勲章だぞ」とおっしゃいました。この一言で私はどれだけ救われたことでしょう。“
父親の命を救うために、自分の肝臓の提供を躊躇することなく提供する。ものすごい人間性の高さだと思います。
どれだけ大事な人であったとしても、一瞬は躊躇してしまうのが普通の人だと思いますから、誰かの為に自分の命を危険にさらしてでも助けることを躊躇せずに決断できるというのは本当にすごいと思います。
父親との関係性がどうだったのかはわかりませんが、日頃から感謝の気持ちを持っていたことと、自分の命は大丈夫だと信じていたのは間違いないと思います。
感謝の気持ちと自分の可能性を信じ、周りの人たちを信じ行動する。信じてもらった人はその想いに応える。そうやって豊かな未来をつくっていくのだと思いました。
「感謝してるけど・・・」と行動しければ感謝していないのと同じですから、「感謝している」のであれば、小さくてもすぐに行動することが大切です。
先ずは直ぐに今、出来る精一杯の行動をして、それを継続することでより良い行動が出来るようになっていく。そうやって、いただいた恩を返していくことで、人生は豊かになっていくのだと思います。
感謝の気持ちで行動し、みんなの想いに応えていくことが、自分自身を成長させ、自分の付加価値を向上させる一番の方法だと思います。
自分の可能性を信じて行動し、みんなの想いに応えていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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