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「小林秀雄から教わった歴史を知る意味」

「小林秀雄から教わった歴史を知る意味」

(占部賢志 福岡県立太宰府高等学校教諭)

 

 

日本の文化伝統を次代を担う子供たちにどう伝えていくか。これが学校教育の中核であるべきだと思っているんです。私がこういう考えを抱くようになったのも、小林秀雄さんの教えなのです。「歴史を知ることは自分を知ることだ」と小林さんはよくおっしゃっていたが、その意味が当時の私はよく分からなかったんですね。小林さんは「君を産んでくれたのは誰か。君のおっかさんだろう。おっかさんのいいところも悪いところもみんな君の中に流れている。そうすると、おっかさんを大事にすることは、君自身を大事にすることになる。歴史だって同じじゃないか。日本の2000年の歴史は君のこの体に流れている。君が君自身を大事にすることは、歴史を大事にすることだ。だから歴史を知ることは、自己を知ることに繋がるんだ」ということを噛み砕いてお話しくださった。考えてみればその通りで日本人は古来、歴史を鏡だと思っていたんですね。歴史を学べば本当の自分の姿が見えてくるんです。そういう意味で、生き方の鏡として歴史を子供たちに提供していれば、期せずして徳をつくる教育になるのではないかと思います。

 

 

今の自分というものは自分が生きてきた過去の積み重ねであり、自分が生きてきた時代というものは、先人が生きてきた歴史の積み重ねです。

先人が頑張って生きてつくりあげてきた土台の上で、私たちは頑張って生きて新たに積み上げているのです。

民族が滅ぶ三原則の一つに「自国の歴史を忘れた民族」というものがあり、良い歴史を継承し、さらに発展させ、

悪い歴史から学び、反省し、繰り返さないように努力する。それを怠ったら、その民族は滅びるとあります。

日本という国はもちろんですが、会社や家族、自分自身でも同じ事だと思います。

どんなものにも必ず過去があって今があります。過去を無いことにして未来に進むことはできないのです。

 

日本の歴史、自分の歴史を知ることで、自分の命があること、今の生活は当たり前ではないことを知ることができると思います。

人が生まれて初めにやることは「母親を喜ばせること」であり、人が生きる目的は、自分の大切な人を喜ばせることだと思います。

先人たちは大切な人を喜ばせるために、目先のラクや目先の損得ではなく、真剣に考え全力で行動して未来を豊かにしてきたのです。

私たちもいのちを頂いたご両親をはじめ先人に感謝して、頂いたいのちを活かし、豊かな未来を築いていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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