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「自分の思う限界は限界ではない」

「自分の思う限界は限界ではない」

(山川宗玄 正眼寺住職)

 

 

修行から解放される方法は「修行半ばでこの人は挫折した」と皆から思ってもらえることだ、という結論に達しこの修行中に突然バタッと倒れて救急車で運ばれるのが一番いい、と何も分からない頭で考えたのです。ギリギリだとは自分でも感じているのですが、倒れないんです。面白いことに。自分の思う限界は限界ではなかったのかもしれませんが、いずれにしてもギリギリのところで踏みとどまっていたと思います。そうなると、不思議なもので余計なことを考えなくなるのです。「倒れたい」という気持ちと「倒れないな。不思議だな」という実感。ある満月の晩でした。皆が寝に帰った後、いつものように一人で夜坐をしていました。ボーン、ボーンという時計の音で「あっ、2時だ」と分かる。それまでの私なら、「いま禅堂に戻っても1時間半しか休めない」と思っていたと思います。倒れたいと願っているはずなのに、面白いものでそんなことを考えてしまう。だが、その日はなぜか「1時間半しか」ではなく「1時間半も休ませていただけるのか」という言葉が心の奥底からフッと浮かんできたのです。その途端、ガラガラガラと世の中が変わっていくような感触を得たのです。「自分は変わった」と思いました。

 

 

「もう限界だ」そう思ってその時点で行動を変えるのではなく、そう思いつつも行動は変えずにやり続けることが大切なのだと思います。

忙しい時、ツラい時、苦しい時など今の自分には簡単に解決できない問題が立ちはだかったとき、「もう限界」と自分の行動を変えたくなるものですが、本当の限界はまだまだ先なのです。

「もう限界だ」と思ってから、いかに行動を継続させるか。そこに成長するためのポイントがあるのかもしれません。

自分を信じてやり続け、自分で勝手に決めた限界を超えていくことで、自分の能力が高まり成長するのだと思います。

 

振り返ってみると確かに、自分の中で何かが変わったと実感できるときは、限界だと自分が思いながらも行動を継続したときだと思いました。

「死ぬ気でやる」という言葉もありますが、そんな簡単に命の限界までやることはできないですし、私自身「必死にやっている」と思ってもまだまだ「やっているつもり」だと行動が甘い自分に気づかせて頂きました。

自分が「限界だ」「無理だ」と思って行動をやめてしまえばそこで終わりですから、「まだまだ」と自分を信じて行動し続けていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう

 

 

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