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12.12025
「苦を忘れるために夢中になる」
「苦を忘れるために夢中になる」
(坂東玉三郎 歌舞伎俳優)
“20歳までは本当に体が弱かったですから、いつも「踊れなくなったらどうしよう」という思いがありました。そして舞台を終えると「ああ、きょうも終えることができた」と。だからとにかく「明日、また舞台に立つ」。そのことだけを考えてやってきました。それはいまも変わらないです。…この一幕、必死で舞台に立つ、その繰り返しで今日まできました。…「まだ足らぬ」という心境は大いにあります。芸道に終わりはありませんから。…しかし、私はこれから先、お客様の前で踊ったら失礼な時が来るんです。一人の人間としては、意識がしっかりしている限り無限に前進していきたいと思いますが、俳優としては肉体的にいずれ限界がきます。…人生って修行なんです。それぞれが天からいろいろな課題が与えられていますが、それは全然楽なものではない。よく「苦楽」といいますが、そんなちょうどよく50%ずつではないです。たぶん分量としては「苦楽苦」。楽があるとすれば1割か2割です。ただ、幸いなことに苦も楽も定着するものではありません。一瞬一瞬刻々と変わっていきます。苦しみの中にフッと楽しみがあったり、楽しみの中に苦しみがあったり。私は苦を感じたくないの。だから一所懸命になる。一所懸命になっている時って、苦を忘れるんですよね。苦を忘れるために夢中になる。そうなれば夢の中ということです。“
いつ終わりが来るかもわからない。明日は出来ないかもしれない。そう思ううから、今出来ることが当たり前じゃないと感謝することができ、目の前のことに夢中に取り組むことができるのかもしれません。
玉三郎氏は苦を忘れるために夢中になるとおっしゃいますが、人によっては夢中になるから苦がなくなるということもあると思います。
幸せとは自分の好きな事をすることですから、他の人から見て苦のことであっても自分が好きでしていることは苦と思わず楽と思うものです。
結局のところ、何をするかではなく、自分がどう捉え、どう考え、どう思うのかが大切なのだと思います。
人は自分が考えたことで周りに喜んでもらうことが喜びに感じる生き物ですから、仕事というものは、真剣に取り組めば取り組むほど、どんどん楽しくなっていくものです。
そして、夢中になって取り組んでいけば、自分が成長するのはもちろん。責任も生産性も広がっていきますから、自分の付加価値が高まっていくものです。
自分に与えられた仕事の意味や価値を感じ、誠心誠意で想いに応え、成果に繋げていきたいですね。
今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。
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