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「ノーベル賞を取るための五か条」

「ノーベル賞を取るための五か条」

(江崎玲於奈 物理学者)

 

 

創造性を育むにはオプションを活かすことと共に、何事もよく「考える」ということも大変重要です。私が勤めていたIBMには、「Think」という標語があちこちに掲げられていました。考えて考えて考え抜け、という社員の心得を説いた言葉です。アップル社のスティーブ・ジョブズも、「Think different」、つまりただ考えるだけではなく、違ったことを考えろ、と言っています。これを受けて私が若い人に言いたいのは「Think unthinkable」、考えられないことを考えなさいということですね。将来というものは必ずしも過去の延長線上にはない。現状維持、何もしないことがリスクになることだってある。…1.いままでの行きがかりにとらわれない  2.教えはいくら受けてもいいが、大先生にのめりこまない  3.無用なガラクタ情報に惑わされない  4.創造力を発揮して自分の主張を貫くには闘うことを避けてはならない  5.子供のような飽くなき好奇心と初々しい感性を失ってはいけない  この5つは私自身のモットーであるとともに、いま私が日本に創造の風土を醸成するための心得としていることでもありますね。

 

 

「過去こうだったから・・・」で未来の可能性を捨てるのではなく、「過去こうだったから、こうしてみよう」と自分の可能性を信じて挑戦することが大切だということだと思います。

写真のフイルムなど、最近の若い人は見たこともないと思いますが、そのフイルムを作っていた富士フイルムは、フイルムを作る技術を生かして、色々な分野で成功しています。

トヨタ自動車は織機をつくる会社から生まれてきた会社で、今や知らない人がいない大企業に成長しています。

今は考えられないことを考え、行動に移した人達のお陰で、今の豊かな未来があるのです。

 

次の豊かな新しい時代を作れるのは私たちです。一人一人が小さくても一歩一歩着実に変わっていくことで、豊かな未来をつくっていくのです。

「過去こうだったから、これからはこうする」と自己革新の毎日を積み重ねて、新たな自分をつくっていく。そうやって自分が変わっていく。成長していくことで、自分の本当にやりたいことができるようになるのです。

「考える」ということも、考えれば考えるほど、上手に考えられるようになっていきます。

考えて考えて考えて考えて考えて、ありたい自分であり続ける行動をしていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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