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「相手が自分を必要とする時は」

「相手が自分を必要とする時は」

(牛尾治朗 ウシオ電機会長)

 

 

父が病で倒れたと聞いた時、ふと胸に去来した出来事がある。大学の卒業式の日..父から一通の手紙が届いていた。「きょうはおまえの卒業式に行けないことを非常に残念に思う。しかし、私から君に言うことはもう何もない。これからは君の思う通りにやってくれれば、それがきっと世の中の光になることを信じている。心からそう思える父親であることを、限りなく幸せに思う」この言葉を受け、私は父のためにも頑張らなければと心に誓った。それは、父の期待に応えることこそ、私の生きる道だと確信したからである。「自分は誰も必要としないけれども、相手が必要とする時は、その必要のために生きるのも一つの実存である」とサルトルは言う。人間誰しも生きていれば思い通りにならないこともあるだろう。しかし、その時に自分の希望ばかりに固執するのではなく、相手の必要と期待に応える。それを自らの果たすべき使命と捉えることも、自分の一つの実存と言えるだろう。

 

 

誰かの想いに応える。日本人がずっと大事にしてきたことですが、こんなに人間らしく素晴らしい生き方は無いと思います。

最近は自分で選択することを求められる時代ですが、求められたことに応えるということも十分に自分が選択したことです。

自分に求められていることに「必ず応える」と決める。こんなに自分のことよりもみんなのためを考えた決断はありません。

自分の都合で必要とされることは無いでしょうから、いつでも自分が必要とされたら応えられるようにしておきたいものです。

 

資本主義の世の中はどこまでいってもギブ&テイクなのでしょうから、自分に求められることには何も応えないのに、自分が求めることを手に入れることはできないと思います。

先ずは自分からギブをしていくことが重要なのだと思いますし、最近は直ぐにテイクを求めていく風潮がありますが、見返りを求めずに相手の期待に応えるからこそ、自分の必要なタイミングで神様が手助けをしてくださるのだと思います。

必要とされること自体が自分へのご褒美だと思って、求めらることをやり切っていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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