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「戦死した二人の兄の教え」

「戦死した二人の兄の教え」

(相田みつを 書家)

 

 

あんちゃんが、「みつをなあ、おまえも来年は最上級学生だな。最上級学生になると、下級生を殴る、という話を、俺は聞いたが、おまえだけは下級生を殴るような、そういう上級生にならないでくれ」「無抵抗な者をいじめる人間なんていうのは人間として最低のクズだぞ」「おまえの足な、足袋に穴っぽがあいてるけれども、ボロな足袋をはいていることは、一向に恥ずかしいことはないぞ」と。「そのボロな足袋をはいていることによって、心が貧しくなることが恥ずかしいんだ、その足袋の穴から、いつでもお天道さまを見てる」と。「いつでも心は貴族のような心を持っていてくれ」。三つ目に、「貧しても鈍するな」。この言葉の意味を当時、私は分かりませんでしたが、「どんなに貧しくても、 卑しい根性を持つな」ということですね。もう一人のあんちゃんは、こういうことを言いました。「同じ男として生きる以上は、自分の心のどん底が納得する生き方をしろよ」と。

 

 

新しいか古いか、穴が開いていたりボロいかどうかではなく、自分の心の在り方が大切なのだと思います。

昔は服やズボンに穴が開いたのをつぎあてして着ている子はたくさんいましたし、私も新しいズボンを買ってもらってすぐに転んで、破いてしまって悲しい思いをしたが縫ってもらってまた着れることを喜んだ記憶があります。

今はモノがあふれているので、今あるものを大事に使うという日本人の貴重な文化がないがしろにされてしまっているようにも感じます。

日本人として大切なことは、今あるものに感謝し誠心誠意の行動を全力で行っていくことだと思います。

 

今の日本は感謝の気持ちでモノを大事にすることで育まれてきたのですから、手入れをして大事にすることで、豊かな心が育まれていくのだと思います。

値段の高い安いで大事にするかしないか考えがちになりますが、安くするためにものすごく努力をしている方々がいるのですから、「安いモノ」でも感謝の気持ちで大事にしたいものです。

感謝の気持ちで自分の身体も道具も手入れをして、最高のパフォーマンスを発揮させていきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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