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「知識、見識、胆識」

「知識、見識、胆識」

(豊田良平 コスモ証券元副社長)

 

 

帰る段になって、玄関で禅僧が、「あんたは牛のけつじゃなぁ」と言うわけですわけが分からず帰ったが、何のことかさっぱり分からない。気にかかって一所懸命調べるけれども、どこにも「牛のけつ」という言葉が載っていない。ほとほと困り抜いて、また禅師を訪ね、どういう意味かお教え願いたいと言ったら、禅師は呵々大笑して、だから学者は困る、牛は何といって鳴く、モウといって鳴くじゃろ、「けつ」はお尻じゃよ、だからおまえさんは「もうの尻、物知りじゃな」と言ったのじゃ、と。これを聞いてその学者はがっかりして帰ったという話要するに、単なる物知りじゃいかんということです単なる知識ではいけない、それは見識、胆識にまで高めなければいけない「豊田君ねぇ、見識だけでは駄目だよ、判断力だけでも駄目だよ、胆識がなければいけないよ」とおっしゃった。胆識というのは、物事をなす場合に、抵抗、障害を乗り越えて、とにかくどうしても実行して、それを必ず達成する。それが胆識です。

 

 

知識を身に付け、経験を通じて見識を高め、胆識を発揮しやり切ることで、目的を達成することができるということです。

「知識」・・・その事柄について本やテレビなどの情報から知っているということ

「見識」・・・物事の本質をとらえ、それに対する確かな考え方や見方をし、すぐれた判断力があること

「胆識」・・・見識を備えて実際に実行し、どんな困難があってもやり切ること

いくら知識や見識があっても、実行されず、物事が達成されなければ意味はありませんから、胆識が必要なのだと思います。

胆識は自分の言葉や行動に責任を取り続けることでしか育ちませんから、新たにチャレンジするよりも自分と向き合っていくことが大切です。

 

「決めたことは必ずやり切る」この積み重ねが自信をつけると同時に胆識を育んでくれるのです。

小さな事からでも先ずは「必ずやり切る」そう自分で決めて、達成するためにとにかく行動することで未来は豊かになるのです。

知識を試し、体験することで経験となり見識が育まれます。

その見識をもって胆識を発揮し、目的に向かってやり切ったとき、知識は知恵へと変わるのです。

「継続は力なり」みんなから頼りにされる自分へと成長していきたいですね。

 

 

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

 

 

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