「幸運の女神が微笑む人の条件」

（米長邦雄日本将棋連盟会長）

“やはり人生も将棋も実力で決まる世界ではあるのですが、僕はそれに加えて運をよくするのは、いくつかの要素があると考えているんです。その一つが笑うことです。…次には謙虚であること。幸運の女神は謙虚さを好みます。反対に自分を絶対だと信じて人を見下すような人、あるいは他人と自分を比較して妬む、そねむ、ひがむ、恨む、憎むといった感情を露わにする人。そういう人から運は逃げていくんです。それに加えて運をよくするのに非常に大切なのは、運のいい人だけお付き合いをして、運の悪い人と付き合うのをやめることでしょう。…運の悪い人は少し話せば分かります…人の悪口ばかり言っているとか、誰かを恨んでいるとか、そんな人とは付き合わないことです。…自分の実力不足で負けているのか、運気が下がっているのか、そこを冷静に見極める。その上で、運気のあるほうに自分を持っていくようにしています。“

神様も何も行動しなければ微笑んでくれない。幸運の女神に微笑んでもらうためには、自分から微笑んでもらうための行動が大切だということですね。

無理にでも「笑う」ということが出来れば、心にゆとりを持つことが出来ますから、他人の悪口を言うことは無くなります。

常に謙虚でいるためには、自分だけの力ではなく、みんなのお陰と感謝することが大切だと思います。

そして、運のいい人とは、素直で人との出会いを大切にする人ですから、「感謝してるけど・・・」と感謝の気持ちを行動で現わせない人、「わかっているけど・・・」とすぐに行動に移せない人は運気が下がっていくのです。

「これはこれ」「それはそれ」と自分の都合で行動を変えていては幸運の女神は微笑んでくれません。

自分の思考や感情をコントロールして、常に前向きな行動を継続することで幸運の女神は微笑み続けてくださるのです。

自分を客観的にみることで、現状と理想、その間にある課題を正確に把握し、具体的に自分の行動を変えていく。

「運が良い」というのは、自分の考え方と捉え方、地道な努力の成果ですから、行動を継続して運を引き寄せていきたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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