「奇跡を起こす方程式」

（佐渡裕指揮者）

“音楽の世界では、才能や運っていうのは確かに一つの大きな要素かなと思います。ただ、これは僕の大好きなプロゴルファーの言葉なのですが、「奇跡を起こす方程式」が存在すると。才能、運、努力。これらは足し算だが、掛け算になるものが一つだけある。それは感謝力だと。…例えば何でこんな大事な演奏会の日に雨が降るんだとか、何でこんな音響の悪いホールで本番をやらなきゃいけないんだと思ったら、感謝力は0.7になってしまい、せっかくそれまで足してきた才能も努力も全部マイナスになる。でも、奇跡を起こせる人間は、失敗した時こそ、「ありがたい」と感謝できる…悔しい時ほど「ありがとう」という言葉が自分を元気にしてくれるし、次に向かう原動力になる…僕のプロフィールにはいっぱい成功した経歴が書いてあるかもしれません。ただやっぱり、その何十倍も失敗し、悔しい思いを味わってきたので、そういう経験から得たものが大きい“

失敗した時にこそ、「ありがたい」と感謝をし、悔しい時ほど「ありがとう」と感謝の気持ちで、前向きに行動し続けることで、誰にでも奇跡を起こすことができるのです。

どんな成功者でも、最初から上手くいっているわけではありません。表に出る成功談の裏にはその何十倍も失敗し、悔しい思いを味わった経験があるのです。

成功者はみんな失敗から学び、経験を積み重ね、できるまでやり続けた人なのです。

「出来るまでやる」これをやり続けた人だけが、成功という成果を掴み取ることができるのです。

人は自分の為だけでは真の力を出すことはできませんから、奇跡を起こすためには感謝の気持ちで自分以外の誰かの為に努力をすることが大切なのです。

「やりたい」と思って始められるのは、当たり前のことではありません。たくさんの人たちのお陰で始めることができ、チャレンジすることができるのですから、とても有難いことなのです。

「やりたい」と思ったことをやれていること、挑戦できることに感謝の気持ちを持ち、成長した姿で恩返しできるようになりたいですね。

今日もよりみんなの役に立てるよう、全力で感じて動いていきましょう。

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