「真の誠」

「真の誠」

（国民教育の師父森信三）

国民教育の師父である森さんはこう言っています。

「真の「誠」は、何よりもまず己のつとめに打ち込むところから始まると言ってよいでしょう。すなわち誠に至る出発点は、何よりもまず自分の仕事に打ち込むということでしょう。総じて自己の務めに対して、自己の一切を傾け尽くしてこれに当たる。すなわち、もうこれ以上は尽くしようがないというところを、なおもそれに不足を覚えて、さらに一段と自己を投げ出していく。それが真の誠への歩みというものでしょう。」

「真の誠（しんのまこと）」と読むと思います。

意味としては、「本当のまごころ」と言うことだと思います。

「まごころ」とは、真実の心。偽りや飾りのない心。誠意などのことです。

誠意を示すには、本気で行動していることが相手に伝わることが大切です。

そのためには、目の前のことに自分から本気になることが重要だと思います。

目の前のことに本気で取り組めない人は、何事においても本気で取り組めません。

それでは誠意は伝わりませんね。

そして、「務め」とは、当然果たさなければならない事柄のことです。

日本人には、勤労の義務があります。

仕事は全ての日本人が当然に果たさなければならないことなのです。

だから先ずは仕事に本気で取り組みなさいというのです。

仕事に本気で取り組み、出来ないことを出来るようにしていく。